神のカードと言えば
《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》
《ラーの翼神竜》の三幻神。
《神の宣告》《神の通告》など、
対戦で見聞きするカードを挙げるかもしれません。
今回紹介する神は星を創りし神、《創星神 tierra》です!
《創星神 tierra》
星11/光属性/悪魔族/攻3400/守3600
このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード10種類を
持ち主のデッキ・エクストラデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの特殊召喚は無効化されない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカード以外のお互いの手札・フィールド・墓地のカード及び
エクストラデッキの表側表示のPモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
この効果の発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
・特殊な特殊召喚
『このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード10種類を
持ち主のデッキ・エクストラデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる』
冒頭に書いた三幻神のように、神の名を冠するカードは召喚条件が難しいです。
《創星神 tierra》もモンスターを多く要求するところは似ていますが、
それらをデッキに戻して行う珍しい特殊召喚です。
《剣闘獣ヘラクレイノス》
手札とフィールドを合わせて10種類のため、どちらかに10種そろえば召喚できます。
とはいえフィールドだけであればモンスターゾーンと魔法&罠ゾーン、
そしてペンデュラムゾーンをほぼ埋めるような形に。
手札で10種なら必然的に10枚以上を持つことになり、
それだけ増やせるならエクゾディアなど別の勝利手段を考えたほうがいいのかもしれません。
《ソウル・チャージ》
デッキを組むなら1枚のカードを2枚、3枚と増やし、
更に種類もバラバラにするよう構築が必要になります。
・神に違わぬ効果!
本家の神をも越える召喚条件を要求する分、その効果は凄まじいものになります。
『(1):このカードの特殊召喚は無効化されない。』
まずは召喚無効を受け付けないこと。
《オベリスクの巨神兵》
これは神のカードをはじめ、高レベルのモンスターも持つ効果です。
強力な効果であることは言うまでもなく、
ひょっとしたら神のカードであるということを暗に示しているのかもしれません。
『(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカード以外のお互いの手札・フィールド・墓地のカード及び
エクストラデッキの表側表示のPモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
この効果の発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。』
特筆すべきはこちらの効果。
今までにも『効果を受けない』『無効にする』『発動できない』など
自身に耐性与え、相手の行動を制限するカードはありました。
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》
《創星神 tierra》は、それらのカードを元から絶ちます。
古くは《天魔神 ノーレラス》から現環境でも見かける《裁きの龍》など
多くのカードへ干渉し、リセットするデッキタイプやカードはありました。
そこに神のカードが共通して持つチェーンを許さない効果を加え、
更にデッキへバウンスするという…まさに完封です。
《海竜神-ネオダイダロス》
召喚条件さえ整えば、ほぼ確実に3400の攻撃力を相手に叩き込む。
神のカードはもちろん、類似した大型のモンスターはこれまで多く登場しましたが、
一線を画すカードとなりそうです。
・デッキを組むなら!?
強みを書いてきましたが実際にこのカードを使う場合、かなり工夫が必要になると思います。
少し触れましたが召喚条件を満たそうとする動きは、
別方法でデュエルの勝利条件を満たしかねないためジレンマもありそうです。
《EMドクロバット・ジョーカー》
大量展開の代名詞といえるペンデュラム召喚。
フィールドのカードなら場所を問わないので、
ペンデュラムゾーンを含めエクストラデッキから大量召喚ができるペンデュラム軸は
おすすめできそうです。
《メタルフォーゼ・カウンター》
メタルフォーゼデッキなら魔法&罠ゾーンでもカードの枚数が稼げるため、
より召喚条件を満たせるかもしれません。
・対策など
もし《創星神 tierra》を使うデッキと当たってしまったら。
召喚も無効にできず、効果に対してチェーンもできず。
カードは全てバウンスされて為す術なしということになるかもしれません。
しかし、普段からデッキに採用されているカードが対策になりそうです。
《虚無空間》
特殊召喚そのものをさせないこと。
《創星神 tierra》は特殊召喚のため、10種類のカード見えたところで発動しても
召喚自体を止めることができます。
《群雄割拠》《御前試合》
フィールドにカードをそろえさせないこと。
加えて《創星神 tierra》自身が光属性で悪魔族という
比較的珍しいステータスということもあり、
フィールドのモンスターと一致することが難しいはずです。
《スキルドレイン》
チェーンはできませんが、すでに発動し適用されているものは別です。
《クリフォート・ツール》の制限解除で、
クリフォートデッキへ採用されていることも多いはずです。
・最後に
聖騎士デッキへの採用を考えてみました!
(Tetsuのフェイバリットデッキ、趣味の話なのでスルーしてもらって構いません)
モンスターではなく魔法カードも召喚条件の種類にカウントできることに着目しました。
《聖騎士モルドレッド》召喚
⇒《聖剣ガラティーン》を装備
⇒《聖騎士モルドレッド》の効果でデッキから《聖騎士ボールス》を特殊召喚
⇒《聖騎士モルドレッド》の効果で《聖剣ガラティーン》を破壊
⇒《聖剣ガラティーン》の効果で墓地から《聖騎士ボールス》に装備
⇒《聖騎士ボールス》の効果でデッキから
《天命の聖剣》《聖剣 EX-カリバーン》《聖剣を抱く王妃ギネヴィア》を選択
⇒《聖剣 EX-カリバーン》が手札に加わる(聖剣を抱く王妃ギネヴィア以外ならOK)
⇒《天命の聖剣》を《聖騎士モルドレッド》に装備
⇒レベル5になっている《聖騎士モルドレッド》と《聖騎士ボールス》をオーバレイ
⇒《神聖騎士王アルトリウス》をエクシーズ召喚
⇒《神聖騎士王アルトリウス》の効果で墓地の《聖剣ガラティーン》《天命の聖剣》《聖剣 EX-カリバーン》を装備
⇒墓地の《聖剣を抱く王妃ギネヴィア》を自身効果で《神聖騎士王アルトリウス》に装備
俗にいう最強アルトリウスのコンボです。
手札2枚2種でフィールドに5枚5種のカードをそろえることができました。
あとは《強欲で貪欲な壺》を発動して7枚…
次のターンに別の聖騎士を召喚して……
《同胞の絆》を発動して別の聖騎士2体を特殊召喚して9枚………
次のターンには…………。
実物やカードデザインを問わず大きなものはロマンですよね!
《創星神 tierra》実際のデュエルで召喚してみたいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
《聖騎士モルドレッド》《聖剣ガラティーン》
《聖騎士ボールス》《天命の聖剣》
《聖剣 EX-カリバーン》《聖剣を抱く王妃ギネヴィア》
《神聖騎士王アルトリウス》《強欲で貪欲な壺》
《同胞の絆》