年度の終わりも近づき、
新しいリミットレギュレーションも意識し始める今日この頃。
日々新しいカードが多く登場する中、
既に登場しているカードも負けてはいません!
《つり天井》
フィールド上にモンスターが4体以上存在する場合に発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
かなり古いカードで、見たことがない方もいるかもしれません。
最初の登場は2002年で今から15年も前です。
再録も何度かありましたが、そこからでも5年を優に超える月日が流れています。
《激流葬》
(全体破壊、罠、といえば連想する人も多いはず)
強力な罠カード、そして大量除去を行うものとして
《聖なるバリア -ミラーフォース-》や《死のデッキ破壊ウイルス》など
禁止や制限まで上り詰めたカードがあります。
《激流葬》なら裏表を問わずに破壊。
《聖なるバリア -ミラーフォース-》なら相手モンスターを破壊。
《死のデッキ破壊ウイルス》はデッキや手札まで破壊します。
《強制脱出装置》
(お馴染み、フリーチェーンの代名詞)
《つり天井》は発動条件が難しいものの、
満たすことさえできれば発動タイミングをほぼ限定しません。
このカードが登場した時は大量にモンスターを展開することが珍しく、
モンスターをセットして長期で戦うデッキで見られた程度。
古きよき時代の遊戯王と言いますか、1ターンに1度の召喚権を駆使して、
1枚のアドバンテージを競い合うそんな遊戯王でした。
《メタルフォーゼ・スティエレン》《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》
(1ターン目から3体、4体並ぶのはザラです)
閑話休題。
今では特殊召喚が跋扈し、
さらには大量召喚の代名詞となったペンデュラム召喚も登場。
すぐにモンスターがたくさん並びます。
《真竜剣皇マスターP》
発動条件として4体を要求するため、
裏守備や効果を受けないカードを含んでいても発動して効果を適用することが可能です。
自分のモンスターはセットするだけで破壊を免れ、一方的な除去もできます。
《裁きの天秤》
「裁きの天秤」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドのカードの数が
自分の手札・フィールドのカードの合計数より多い場合に発動できる。
自分はその差の数だけデッキからドローする。
相手のフィールドが全て埋まっていれば、10枚以上のドローも夢じゃない!
そんな夢あるカードで、決して古くもないカードです。
と言いつつも『チェーンバーン』など専用のデッキで見る機会がほとんどです。
《命削りの宝札》
(不利な状況でより恩恵がある、という点で似ています)
自分と相手の差だけドローという効果ですが、
自分は手札とフィールド、相手はフィールドだけ、と不利な天秤です。
しかし、前述した《つり天井》同様に、
モンスターが一方的に大量展開されることは多く、条件を満たしやすいとも言えます。
《十二獣の会局》《十二獣モルモラット》《十二獣ドランシア》
(ドランシアを立て、その横にモルモラット2体…どのエクシーズモンスターを添えるか)
常に見かける『十二獣』は、
《十二獣の会局》からの特殊召喚にせよ《十二獣モルモラット》通常召喚にせよ、
1枚のカードから3体のモンスターを並ぶためアドバンテージの差がつきやすいです。
《大逆転クイズ》
(劣勢からの逆転で一番に浮かんだカード…というだけなので、気にせず)
差がつきづらいと言ったものの、あくまで自分の手札とフィールドを数えるので、
それ以外のアドバンテージを有していればダメ押しの一手ともなりえます。
『インフェルノイド』や『ライトロード』など墓地が手札であるようなデッキタイプ。
あるいは『インフェルニティ』のように、
その運用方法であるハンドレスコンボに嚙合わせるのもありかもしれません。
《アンデットワールド》
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上及び墓地に存在する
全てのモンスターをアンデット族として扱う。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
アンデット族以外のモンスターのアドバンス召喚をする事はできない。
その名の通り『アンデット』族に関する効果を持ちますが、
『アンデット』デッキのほとんどは、その種族で統一されています。
それもあってなのか《アンデットワールド》を採用するのではなく、
《アンデットワールド》デッキと言えるような、
このカードを主軸に添えるファンデッキを見聞きする機会があります。
《生贄封じの仮面》
(リリースを封じるといえばこのカード)
このカードを使用すると言えば、
疑似的な上級モンスターの封殺、もといアドバンス召喚でしょう。
ただ、アドバンス召喚に関するメタとしては《生贄封じの仮面》が挙がります。
《生贄封じの仮面》の場合、リリース行為自体を封じるので『儀式』カードはもちろん、
《エネミーコントローラー》や
《死のデッキ破壊ウイルス》といったコストも不可なため守備範囲が広いです。
《真竜剣皇マスターP》
(環境を騒がすアドバンス召喚といえば)
ここで注目したいのはフィールドと墓地のモンスターを『アンデット』族にする効果。
種族を指定するカードや効果は多く素材を指定する《魁炎星王-ソウコ》をエクシーズ召喚できなくしたり、
墓地のモンスターを参照する《集いし願い》を軽減したりできます。
副次的な効果とも言えますが、昨今は色んなデッキが活躍できるチャンスがあり、
より多くのデッキに対応できる1枚になるかもしれません。
《テラ・フォーミング》
(サーチ手段があるのは強み)
サーチ手段があるというのも見逃せません。
『召喚獣』や『ABC』など、元からフィールドカードを採用しているデッキであれば、
状況に応じて引き込むことができます。
環境で多く見るカードは、それ自体が根拠で強い証拠と言えます。
そうしてデッキが固まれば固まるほど、差もつきにくく拮抗する場面も増えたのではないでしょうか。
そうやって焦点が偏る分、昔のカードに目を向ける機会は減りました。
プレイングを磨き、環境デッキを多く知ることはもちろんですが…
そんなカードたちを使って意表を突くこともまた勝ちにつながるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。